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【田代 有三】元日本代表、そしてJリーグで数々のゴールを鹿島、神戸、セレッソ等で量産して来たストライカー。 セカンドキャリアを見据えた新天地でも9節を終わって7ゴールで(5月14日現在)得点ランキング2位タイにつける流石の貫禄。 ウロンゴング大学にアンバサダーにも任命された。 | 【関谷 祐】関東大学2部ベストイレブン。小柄な選手も天才的な感覚とボールタッチで相手を翻弄する。 現在2部で出る試合はほぼリーグベストイレブンに選ばれるほど大注目を浴びている。 日本人初となる、2016年度年間ベストイレブン受賞。 | 【久保木 優】国士舘大学では出場機会に恵まれずもタイで5年間プレーをして確かな実績を残した。 オーストラリアへのチャレンジは新たな自分への挑戦。 見事に日本人チーム対現地チームの練習試合後に観に来ていたシドニーオリンピックと一発契約。 初年度にしては破格のオファーもその期待を裏切らない活躍をしている。 |
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【新 裕太郎】帝京高校、U16日本代表にも選出。その後青山学院大学に進学し福島に移籍をするもJリーグの出場機会は僅か5試合。 献身的な動きと裏への飛び出し、戦う姿勢は現地のコーチ陣や選手達から高い評価を得られている。 ここからもう一皮剥けるかどうか。 | 【小長谷 勇太】早稲田大学ではトップチームにいるも、出場機会には恵まれず。 銀行に内定が決まっていたにも関わらずチャレンジしたかなりのチャレンジャー。 一個一個の決断に覚悟あり、一旦は契約が全てダメになりファームステイに行くも奇跡的に3部のチームがシーズン途中で獲得してくれる。 加入後はゴールを量産して大活躍。 2017年度はなんと、チャンピオンのブラックタウンに移籍! | 【村山 拓也】大学を卒業して、なんと6シーズン目となる今季。 これほど長くプレー出来た選手はいない。 強いメンタルと覚悟を持つ彼は現地の選手やスタッフからも一目置かれている。 Aリーグの練習にも参加するがまだ契約には至れていない。 |
【副田 大雅】名門シドニーオリンピックで2年間プレーをして2年目はキャプテンを務めるほどの大活躍。 AリーグチームのウェスタンシドニーやシドニーFCなどの練習参加もし、ウェスタンシドニーには契約一歩手前まで行ったが残念ながらタイミングが合わず。 英語力と左足のキックが彼の武器となった。 | 【白井 豪】早稲田大学でインカレ得点王の実力を持つ白井は1シーズン目の最初は出場機会に恵まれないも、自身の持つメンタルと順応性で地位を確保して2年目には大爆発。 Aリーグの練習参加もしたが、契約には至らず。 | 【小門 勇太】一度は大学でサッカーを辞めるも、彼の心にもう一度火がつく。 驚異的な左足とキープ力は海外でも通用している。 一皮剥ければAリーグにいける素質を持っている。 |
【岩崎 陽平】元Jリーガーの彼は、監督からの熱烈なオファーで即契約に。 左サイドに安定感をもたらし、自身も得点に絡むプレーを目指す。 | 【海本 幸治郎】Jリーグで実績を残す海本選手はプライドも捨ててまずは2部リーグでプレー。 素晴らしい行動性。 2部では圧倒的な存在感を見せて今矢代表の元チームメートが監督を務めるAリーグのNQLD Furyと契約。語学面での苦労があったと言うが、この経験は彼の今後の人生に必ず役立つと信じている。 | 【望月 理人】大学から町田ゼルビアに行くも出場機会に恵まれずアスルクラロ沼津にレンタル移籍。 コミュニケーション不足もあり、最初は監督から見切られるも実力で座を奪い返して現在首位を走るチームの不動の左サイドバック。 |
【佐々木 陸】大学時代は関東選抜にも選ばれるほどの逸材。 怪我にも悩まされたが、行ったチームどこからも高い評価を受けて名門ブラックタウンシティーと契約。 貴重な経験を味わえている。 | 【長谷川 健太】大学でもその後に入った早稲田ユナイテッドでも得点を量産していたが、オーストラリアでは洗礼を受けている。 一度は契約したアピアでは試合に出れずシーズン途中で3部のマルコーニに移籍。 新チームでは出場機会は増えたがまだまだ本領発揮は出来ていない。 | 【岩本 光巧】大学では全く試合に絡めてないも、代表の今矢が天才的なセンスとタッチを持っていると絶賛。 現地でも評価は高く契約に。ただし実際にシーズンが始まるとフィジカル的な部分で劣るところが指摘されて途中出場が多かった。 ただし本人にとっては最高の経験だったよう。 |
【桃原 匠一】大学時代トップで試合に出ないも人一倍の気持ちを持つ彼にサッカーの神は微笑んだ。 開幕戦スタメンを掴んだりとお金を貰ってサッカーが出来る事のと幸せさを味わえたと言う。 | 【森永 レオ】東京国際大学のコーチからの紹介で入った森永選手。 明るくて真面目な選手。 サザランドに加入して、試合に積極的に絡むも2シーズン目は3部のチームに移籍。 | 【川村 誠也】東京国際大学のコーチからの紹介。 スピードもありフィニッシュ出来る選手。 ロックデールと契約するもなかなか出場機会には恵まれない。 ゴールも決め監督からは一定の評価は得ていたがあと一歩が遠かった。 現在ジョイフル本田でエース的存在の活躍中。 |
村山 拓也 早稲田大学➡Bonnyrigg WE➡Rockdale City➡Sutherland(全て2部)
なぜオーストラリアにチャレンジしようと思ったのですか??
日本でプロになるのは当時の状況では難しく、海外で挑戦を考えていた際 今矢直城さんにオーストラリアのサッカーを勧めてもらい、強く興味を持ちました。
どうやってNaocastleに繋がったのでしょうか??
早稲田大学に進学してから早稲田でコーチをしていた際にたまたま現場で今矢直城さんと知り合うことが出来たのがキッカケです。
また、個人的に今矢賢一さん(ブルータグ株式会社社長)と面識があったこともあり、兄弟であることを知らずサプライズでした。
契約にどうやって至ったのですか??
今矢直城さんの元監督に連絡を取ってもらい、トライアルを受けられることに決まりました。
すんなりと決まったのですか、なかなか決まらなかったのでしょうか??
渡航直前にクラブ側から自分と同じポジションの選手を取った為、契約は難しい可能性があるという連絡を聞き、他のクラブにトライアルに行くかもしれないという状況で始まり一日一日の練習を大切にしてアピールを続けていた結果、約3週間の期間を経て他のクラブを紹介されず契約に至りました。
トライアル中は何を意識していましたか??
全てを出し切ることです。
実際に契約した後、オーストラリアでのサッカーについて何を感じましたか??
今年で6年間プレーして、ピッチ状況の改善も含めて年々サッカーの質は高くなっていると感じます。
オーストラリアのサッカーでの一番学びは選手のオンとオフの切り替えの上手さ。
球際含めての勝負強さ。メンタリティです。
生活を出来るぐらいの給料は貰えるのでしょうか??
選手の給料はピンキリですが、給料もNPL1に関しては高くなってきていると思います。
クラブの中心となる/スタメンになるような選手にはもちろん生活を出来るくらいの待遇をするクラブが多いですね。
行って良かったと思う事はあるか??
逆にマイナスと思えるようなことが探してもないです。笑
副田 大雅 国士舘大学➡早稲田ユナイテッド➡Sydney Olympic(2部)
Q : なぜオーストラリアだったのでしょうか?
A: オーストラリアに行く1年前にアメリカのチームも受けていてできれば英語圏でサッカーをやりたいという気持ちが強かったのでオーストラリアに行こうと決めました。
Q: Naocastleとの繋がりは?
A: アメリカ行ったあと契約ができなくてチームがない状態の時に大学の友人が早稲田ユナイテッドを紹介してくれて早稲田ユナイテッドの監督がNaocastleの代表で繋がりました。
Q: 契約までの流れは?
A: 契約はNaocastleの代表今矢さんが現地のチームスタッフとほぼ繋がっていることもあって現地でコーディネートしてもらって最初に行ったチームで契約しました。
Q: 契約するまで時間がかかりましたか?
A: 運がいいことに1日の練習でオファーをもらうことができてすぐに決まりました。
Q: 個人的に契約がそんなに早く決まったと思う原因は?
A: トライアル中は自分を出す事だけを考えてやりました。 日本人の見方だと明らかに自己中心的なプレーだと思います。
Q: オーストラリアのサッカーについて少し教えてください。
A: オーストラリアのサッカーは日本と違って個人で戦ってる印象が強いのとキーパー、センターバック、センターフォワードは非常に能力の高い選手が多いと感じました。 あとこれは日本以外ではどこの国でもあると思うんですけど自己主張はすごくします。例えば19歳の若手選手がベテラン選手に怒鳴ったりとかそういう光景を思ったことを言える環境って素晴らしいなと思いました。
Q: 2年間プレーしていますが、やはり生活面では1年目は大変でしたか?
A: 生活をできる環境はありがたいことに家をチームが出してくれてプラス給料も1年目にしては悪くない金額だったのでよかったと思います。
Q: 何かオーストラリアに行って良かったと思う事はありますか?
A: オーストラリアに行ってよかったと思うことはまず自分がやりたかった英語圏でプレーできたこと。それに日本と全く違う文化プレースタイルの環境でやれたことです。
それに自分の夢であったお金をもらいながらサッカーをできたことです。
白井 豪 早稲田大学➡早稲田ユナイテッド➡Sydney Olympic(2部)
Q: 無謀なチャレンジだったのでしょうか?海外チャレンジはあまり簡単な決断だったとは思いません。
また、早稲田ユナイテッドというチームについて少し教えてください。
A: 私がオーストラリアにチャレンジしようと思ったのは、日本でプロになれなかった事が一番の理由です。
行くチームが決まっていても、最後のサインをしないと契約とはいえない。プロの厳しさを日本で感じた上で、海外でプロになる挑戦は無謀な挑戦でした。
でも、その決断を可能にしてくれたのが、Naocastleであり、今矢監督でした。
縁があって監督と出会い、実際話してみた時に感じた意識の高さや、早稲田ユナイテッドというチームの目指す方向性を聞いた時、プロになる前に所属するには最適なチームだと思い、入団を決意しました。海外への可能性も大きく広がっているチームであるというのも理由の1つです。
早稲田ユナイテッドの濃い一年を過ごしてから、今矢さんにオーストラリア挑戦の意思を告げ、オーストラリアに渡りました。
Q: 準備はしっかりとしていきましたか?またどういった条件で海外へ渡ったのでしょうか?
オーストラリアでの初めの生活は、六畳ほどに2人で暮らすという決して楽な環境ではなく、2ヶ月以内に契約を取れなければ帰るという厳しい条件の中でやっていたので不安でいっぱいでした。
ただ、そのための準備を日本でしてきたし、オーストラリアでも既にnaocastleからオーストラリアに渡っていた村山拓也さんにもお世話になったこともあり、コンディションは万全でした。
Q: トライアル中は厳しい洗礼は受けましたか?
練習参加は到着の次の日にいきなりやってきました。自信はありましたが、やはりグラウンドに着くと緊張しました。
ただ、そこで向こうの選手の暖かい歓迎を受けます。今矢監督が練習参加の話をしてくれていたのもあり、彼の紹介で来た選手という理由だけで、スタッフも選手もみんなハイタッチで迎えてくれました。少し緊張がほぐれました。
練習はプレシーズンということもあり、走り中心のメニューでしたが、まだ身体のできていない彼らに比べて自分のコンディションは良かったので、ほとんどトップでゴールしました。
その後のボールを使ったトレーニングでもうまくアピールができ、結果的にはその夜に、一緒に練習に参加していたタイガと共に、具体的なオファーを受けることになりました。
最初は信じられませんでした。少なくとも1週間は見られると思っていたからです。しかも、現在契約している外国人選手を解雇するから入って欲しいという話です。嬉しさと同時に身が引き締まる思いでした。
翌日からは別のチームにも練習参加しました。その間に今矢さんが交渉をしてくれ、最初のチームと家付きの素晴らしい契約を結べる事になりました。自分達だけでは交渉なんて全くできないので、日本から交渉を行ってくれた今矢さんには本当に感謝してます。
Q: 契約後の生活や感じた事について教えてください。
オーストラリアではその後2シーズンプレーしました。とにかく毎日刺激的で、何よりお金をもらいながらサッカーするというこの上ない経験が出来ました。
残念ながらAリーグでプレーするという目標は達成できませんでしたが、その過程で得た英語力の向上、そして厳しい環境下で結果を出す為の努力やその時間は私の財産となり、今後に活かせると確信しています。
今後も海外に挑戦したい選手が、なるべく多くその夢に向かって突き進んで欲しいし、Naocastleという存在や今矢さんに出会って欲しいなと思います。
岩本 光巧 国士舘大学➡早稲田ユナイテッド➡Rockdale(2部)
Q: 海外チャレンジは常に意識していましたか?
A: 大学卒業してから海外に行こうと思っていたが怪我や病気にかかりなかなか行けませんでした。そこで今矢さんにオーストラリアの話をもらいここの国へ行きたいとかこだわりはなかったのでオーストラリアに決めました。
Q: 契約するまで競争はありましたか?
ロックデールと契約しましたが1週間くらい練習に参加し3人の選手と争っていました。
Q: 契約時の時に何かゴタゴタはありましたか?
まず最初のチーム,ブラックタウンシティの練習参加に行きました。練習参加してからすぐ監督に認められ契約の話になりましたが後々いろいろ問題があり2週間後に契約の話は破談になりました。これが海外かと思いしらされすごく落ち込みましたが次のロックデールというチームで1週間の練習参加をしてしっかりと紙にサインをし契約を勝ち取ることができました。
Q: 何を意識しながらトライアルに挑みましたか?
A: 自分の持ち味を出そうと自分のサッカーを楽しもうと意識してました。
Q: 実際に契約した後、オーストラリアでのサッカーについて何を感じましたか?
自分のホームグラウンドは思っている以上にかなりグラウンドコンディションが悪く自分にとってとても難しかったです。トラップやファーストタッチが大きくズレグラウンドが悪いぶんミスが多くなります。ですがオーストラリア人はトラップが大きくなったりしても体を入れてブロックをしボールを保持するのがうまかったしすごく強かった。けど僕は体で当たり負けしてボールをとられたりとすごくそこを差を感じました。
Q: 生活をできるくらいの給料は貰えましたか?
A: 僕のチームは生活できるくらい貰えました。
Q: 1シーズンのプレーでしたけど感じた事はありますか?
A: 1年だけだけど本当に行ってよかったと思います。
言語、環境、食、サッカーのプレースタイル,など全て日本とは違い戸惑うことや辛いことがたくさんありましたがそのぶん必死に考え学ぼうとしメンタル的にも成長できたと思います。もっと早く海外に行くべきだったなーと思います。まぁ怪我や病気で行けなかったんですが…
小門 勇太 国士舘大学➡早稲田ユナイテッド➡Bonnyrigg White Eagles(2部)
Q: なぜチャレンジしようと思ったのですか?
A: あまり、海外の人を相手にやれるチャンスはあまりなく、自分の力がどう、どこまで通用するかを試したくチャレンジしました。
Q: Naocastleまたは、代表今矢との関係は?
A: 早稲田ユナイテッドに、入れてもらう事ができ、今矢さん(Naocastle)と出会う事ができました。
自分がチャレンジをしたいと表明し、どのチームが自分に合っているなどを考えてもらい、親身に考えてもらい、Naocastle への信用とコネクションの多さにより、契約まで至りました。
Q: 武器を持っている選手だと思いますが契約はあっさり決まりましたか?
A: 周りからはすんなり決まるかもしれないなどとは言われてましたが、僕はすんなりとは決まらなかったです。
コンディション不足と、英語力の問題もあったと思います。
Q: トライアル中に心がけておきたい事はなんでしょうか?
A: トライアル中は、自分の良さを出しながら、チーム他の選手との順応力、それと、戦えるかがかなり重要だと思いました。
Q: 監督や現地の選手達が求める物は何でしょうか?
A: このオーストラリアでは、戦えないとやっていけないと感じました。
日本とは違い、球際はかなり激しく、躊躇なく突っ込んでくる選手も多くいます。それに、怖気てたらやっていけないと思いました。
Q: 生活は不自由なく出来ますか?
A: 人にはよると思いますが、できない事はないです。
ただ、練習は毎日あるわけではないので、アルバイトをした方が自分のためにはなると思います。
Q: 何か自分の中で芽生えた物はありますか?
A: やはり、英語圏ってこともあり、つたない英語力ながらも、いろんな人とのコミュニケーションが取れるようになり、英語が話せないから離さないという考えはなくなり、話せないけど自分の意思を今の自分の英語力でどう伝えようかという考えに変わりました。メンタル的にも成長できたとおもいます。そして、サッカーで成功しようがしまいが、自分のこの先の視野が広がったとおもいます。
桃原 匠一 日本体育大学➡早稲田ユナイテッド➡Parramatta SC(2部)
Q: なぜオーストラリアにチャレンジしようと思ったのでしょうか??
A: 自分がオーストラリアにチャレンジしたのは、何としてもプロサッカー選手になるという子供の頃からの夢を叶えるためです。
トップリーグに行ってサッカーだけで生活していくことを目標にチャレンジしました。
Q: どうやってNaocastleに繋がったのですか??
A: 早稲田ユナイテッドに入団し、監督である今矢さん紹介してもららいました。
Q: 契約にはどうやって至ったのでしょうか??
契約は2部のチームを自分は行った選手の中で1番多い4チーム練習に参加して決まりました。
Q: すんなりと決まりましたか?それともなかなか決まらなかったのでしょうか??
上にも書きましたが4チームも行き、オーストラリアに渡ってから丸2ヶ月かかり、ようやく最後の1チームで決まりました。
Q: トライアル中は何を意識していましたか??
A: 自分のプレーの長所を練習内で発揮することはもちろん意識していましたが、それよりもとにかく練習参加したところの監督、スタッフ、メンバーと話していましたね。話していたというよりは、とにかく話しかけて興味を持ってもらい、『自分の名前を呼んでもらうこと』『相手の名前を呼ぶこと』など、練習内でのコーチングでの要求を心がけていました。
Q: 行って良かったと思う事はありますか??
行ってよかったことは数え切れないくらいたくさんあります。
新日ということもあり、どこに行っても優しく接してもらえた方だと思います。
でも電車を乗るにしても何かものを買うにしてももちろん英語ですし、バスを乗るにしても日本のようにインターホンで押せば止まる。バスターミナルの名前が電子的に出てくるというわけではないですし、チームの関係者に車を乗せてもらうときにも一苦労でした。
そんな中でも人の優しさや温かさといったものは言葉がうまく伝わらなくても感じることがたくさんありました。
また、自分の叶えたい夢に対しては諦めずに努力し続ける、自分を信じ続けるということの大切さを学びました。
自分は行く前には可能性としてはほぼ0%だろうと言われていました。だけど、『自分では0か100かは自分で行ってみないと分からない』『行くなら必ず目標は達成する』という強い気持ちを持って、行く前から行動して時間を使っていました。
その行動が最後の最後のトライアルで“運“を引けたと思っています。
この経験ができたことにより、人の意見はもちろん大切だと思いますが、『何事も自分で最後は判断する』という人生において大切なことを実感することができました。
行くきっかけを1番の与えてくれたNaocastleの代表の今矢さんにはとても感謝しています。
望月 理人 早稲田大学➡町田ゼルビア➡Sydney United(2部)
自分は、既にオーストラリアでプレーしていた大学の先輩達の影響もあり、オーストラリアでチャレンジしたいと思いました。上のステージを目指してやっていく上で、周りの選手の自己表現が日本よりも強いということもあり、自分の存在感をしっかり示していかないと埋もれてしまうということを感じました。なので自分をアピールするために選手としてのインパクトを周りにしっかり示すということを意識してやっています。もちろんオーストラリアでのチャレンジは簡単なことではありませんが、サッカーだけでなく人間としても成長できる場だと思うので、今でも魅力を感じています。
関谷 祐 青山学院大学➡早稲田ユナイテッド➡Apia Leichardt Tigers(2部)
Q: Jリーグに入れなかった中、なぜオーストラリアの道を決めたのでしょうか?
A: オーストラリアに、チャレンジした理由は大きく上げると二つです。英語圏でプレーしたかったということと、プロにより近い2部にチャレンジできるということです。
Q: 契約まではスムーズだったのでしょうか?
A: オーストラリアに到着して次の日の練習で、オッケーをもらいサインまで一週間あったのですが、すんなりと契約に至りました。
Q: 初の海外チャレンジで何か意思した事はありますか?
A: トライアル中は、良い意味でも悪い意味でも、監督やチームメイトの言ってることがそんなにわからないので、まわりを気にせずとにかく目立つことを意識しました。
Q: まだ1年目で難しい部分もあると思いますが日本のサッカーと比べるとどうでしょうか?
A: オーストラリアのサッカーについて、よく「日本とどっちがレベルが高い?」と聞かれますが一言でどっちの方がレベルが高いと答えるのは難しいです。フィジカル的にはもちろんオーストラリアの方が高いと思うのですが技術的には日本の方が高いです。もちろん全体的に見ての感想で、オーストラリアにもものすごく技術の高い選手はいます。チーム的には、日本の方がより組織的で、オーストラリアの方は個人個人といった感じです。しっかりと準備をして臨めば、十分に通用すると思います。
Q: Apiaは給料が良いが生活は出来るのでしょうか?
A: お金については、生活できる給料を貰えますが、シーズン中しかもらえないことを考えると、決して多くはないと思います。
Q: 親元を離れての生活で感じる事はありますか?
A: オーストラリアに来て、「お金をもらってプレーをする」ことに喜びを感じる反面、プレッシャーも感じます。それがすごく良い経験になってると思いますし、初めて実家を出ましたが、両親のありがたみをものすごく感じます。オーストラリアにきて食事、洗濯、掃除など、すべてをやるのは非常に大変でした。
長谷川 健太 日本体育大学➡早稲田ユナイテッド➡Apia Leichardt Tigers(2部)➡Marconi Stallions(3部)
Q: オーストラリアチャレンジに行き着いた経緯を教えてください。
A: 私がオーストラリアにチャレンジしようと思った理由は、英語を学ぶこともでき、オーストラリアの2部リーグでプレーできれば険しい道ですがAリーグに行ける可能性もあるからです。
大学を卒業して、オーストラリアに行こうと決断し、今矢さんが監督をしている早稲田ユナイテッドで1年間準備をしてトライアルを受けさせていただきました。
Q: 海外で感じた事はありますか?
A: やはり本当に海外は何があるかわからないので、最初に練習参加したチームで決めることはできませんでしたが、関谷選手をすでに獲得していたAPIA Leichardt Tigers FCが僕にも興味を示していただき、2回目の練習後に契約させていただくことになりました。
2回の練習では自分の納得いくプレーは出せなかったのですが、自分のプレーをまとめたビデオ、そして、今矢さんとチームとの強い信頼関係があったからこそ契約することができたと感じています。
トライアル中はとにかく結果にこだわること。点を決める、アシストをする。
そして、球際で負けないことを意識しました。
最後は本当に気持ちだと思います。
Q: 何が重要視されますか?
A: オーストラリアでプレーして感じたことは、やはり、結果を出さなければ生き残ってはいけないことです。VISAプレーヤーとして他の選手と同じプレーをしていたらダメですし、強い気持ちが必要だと思います。
給料に関しては本当にいい契約をさせていただくことができました。オーストラリアに行く前はバイトをしようと考えていましたが、こっちに来て英語を話せない危機感を感じ、契約してから1ヶ月間お金を貯めて、今は語学学校に通う余裕もあります。
お金を頂いて、大好きなサッカーができ、英語も学べ、日本とは違う文化を肌で感じ、様々な国の人たちと触れ合うこともできて、とても今幸せを感じています。
この環境でできていることに感謝を持って、更に上を目指して、サッカー選手としても、一人の人間としても成長していきたいです。
佐々木 陸 国士舘大学➡早稲田ユナイテッド➡Blacktown City(2部)
Q: 大学でも試合に出ていて、関東選抜にも選ばれたが日本ではJに行けなかったのでしょうか?
A: 日本でプロになれず、進路に迷っていた時に早稲田ユナイテッドの監督・今矢さんに出会い、話しをさせてもらって、海外にチャレンジしてみようと思った。将来の目標の為のステップとしてオーストラリアを選びました。
Q: 早稲田ユナイテッドとはどうやって繋がったのか??
A: 去年までオーストラリアでプレーしていた大学の先輩の紹介です。
Q: 名門との契約ですが直ぐに決まりましたか?
A: すぐに決まったわけでもなかなか決まらなかったわけでもありません。3チームトライアルさせてももらってそれぞれの評価を聞いた上で代理人と話し合い決まりました。早く決まる事に越した事はありませんが、個人的には色んなチームに行ってみて色んな人と出会い、チームによって違った練習、雰囲気を感じたりするのは楽しかったです。
Q: トライアル中は何を意識していたのでしょうか??
A: とにかく自分というもの知ってもらうという事。
限られた期間の中でどれだけ自分を出せるか、何が何でもという気持ちでした。プレーもそうだし、コミュケーションでも自分を知ってもらう。理解できてるかは別として…伝えようとするという事を心掛けました。それは契約できた今でも変わりません。
Q: 実際に契約した後、オーストラリアでのサッカーについて何を感じましたか??
A: 体の強さだったり球際のところはやっぱり違います。日本の方が全体的なスキルは上ですが、fightする所などは違いを感じています。スイッチが入った時のこっちの奴らはヤバいです(笑)
その中でも自分にしかないものを出していければと思いますし、なおかつfightの所で負けない様にしています。あとはOnとOffの切り替えの部分で、外国人特有の心の持ちようというか、時に助けられる事もあり、参考になる所があるなと感じています。
Q: 今の自分を大学時代に想像出来ましたか??
A: 大学時代に海外に行くなんて思ってもいなかった自分が今オーストラリアにいて、サッカーをしている。最初は不安でしたが、オーストラリアに来てサッカーと向き合う時間も増えて、その中で様々な出会いがあり、日本では経験できないような事ができている今は毎日が楽しいです。苦労する事も多々ありますが(笑)それも含めて行って良かったと感じています。でも、楽しかった、行って良かった、だけじゃ終われないので、自分が何の為にここに来たのかというのを常に意識してこれからも毎日チャレンジしていきます。
岩崎 陽平 インドIリーグ➡FC岐阜➡Green Gully(2部)
Q: 今回移籍するきっかけはなんだったのでしょうか?
A: 元々インドリーグでプレーしている時に、今の監督と対戦しました。監督がオーストラリアのクラブに就任する際にオファーを頂き、渡豪しました。
Q: 今回はどのようにNaocastleにサポートに入ってもらったのでしょうか?
A: ビザの件でやり取りしている時にオーストラリア側から紹介して頂きサポートに入って頂きました。
Q: ビザの件でクラブがうまく説明出来なかったと聞いてますがサインする前に解決出来ましたか?
A: 海外でプレーする際、ビザは凄く大事な部分で、その中でもオーストラリアでは色んな形態のビザがあります。その部分ではスムーズに決まった方かと思います。
Q: トライアル無しでの契約でしたが、オーストラリアでのサッカーについて何を感じていますか??
A: オーストラリア2部のサッカーはフィジカル重視のサッカーだと感じます。ポテンシャルの高い選手も多く1vs1は楽しいです。ただ規律に関して日本より劣る部分も感じます。
Aリーグでは、AFCチャンピオンズリーグでも優勝するチームもあり、アジア圏ではオーストラリア人の価値も上がっていますし、個でもクラブでもレベルの高さを感じています。
Q: ビザプレーヤーとして生活を出来るぐらいの給料は貰えていますか??
A: 僕の場合は一軒家(約3LDKぐらい)と車をクラブから支給もされ、給料もある程度は週給制で頂いているので、生活は出来ます。また僕のクラブはSuperannuation(年金制度)もあるので、健全なクラブです。
Q: 岩崎選手は様々な国でのプレー経験がありますがメルボルンという街に行って良かったと思う事はありますか??
A: まず、サッカー以前に人々が世界一住みたい街でサッカーで生活が出来ている事。
そして、英語を学べる事。
移民が多くて食事も何でもあり、海外でよく言われるストレスは何一つありません。
小長谷 勇太 早稲田大学➡St George(3部)➡Blacktown City(2部)
Q: Naocastleにはどうやってコンタクトを取ったのですか?
A: 同じグランドで練習をしていて、話を聞いていたことと、先輩からの紹介です。
Q: 契約にどうやって至ったのですか??
A: 今矢さんの力です。自分はトライアルなしで、ビデオと今矢さんと向こうの、監督との繋がりを深さで、契約することができました。
Q: すんなりと決まったのですか?それともなかなか決まらなかったのでしょうか??
A: 最初はなかなか決まらなかったです。
やはり、1チーム2人という外国人枠のため、かなり契約にたどり着くのは難しいと思いました。
Q: 実際に契約した後、オーストラリアでのサッカーについて何を感じましたか??
A: 体のサイズ、強さは違いを感じました。しかし、俊敏性では日本人が勝っていると思います。
Q: まだ行って間もないですが、行って良かったと思う事はありますか??
A: 日本のサッカーとオーストラリアのサッカーの違いを感じることができ、自分のプレーの幅を広げることができました。また自分の長所、短所を、確認できました。
Q: これは大事だと思った事はありますか?
A: サッカーでもサッカー以外の生活でも自分から飛び込んでいかないと何事も始まらないと思いました。
特にガツガツすぎると思われるくらいに行かないと言葉が通じない分、おいてかれたり、関係が持てなかったりします。
指導者留学のケース古賀康彦 2014〜15までRockdale City Suns のU11チームを担当 現在はFC今治トップチームにてマネージャー兼分析を務めている |
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Q: なぜオーストラリアでコーチ留学目指そうとしたのでしょうか??
A: 初めて行った海外が、16歳の時のオーストラリア(アデレード)でした。指導者を始めて12年が過ぎる頃で、指導に滞りも感じていたので、原点回帰の気持ちで向かいました。欧州には以前に挑戦したことがあったため、英語圏で、新しいチャレンジのできる場所として選択しました。
Q目的はなにだったのでしょうか?
A以前にスペインで指導をした時に、不完全燃焼で帰国した経緯があったため、豪州では、第1監督をして、常に良い緊張感で挑戦できる状態を作りたいと考えていました。縁も重なり、U-11のチームの監督をさせてもらえることになり、イメージしていた目標は達成することができました。
Q: 生活面では大変でしたか?
A: 物価が高く、部屋がシェア(パーテーションで仕切った部屋)という点以外は特に問題がありませんでした。交通の便も良く、食事も多国籍だったため、充実していました。
Q: オーストラリアで学べたものはなにでしょうか??
A: 移民が多い国の中で、それぞれに違った文化や価値観を持ちながら生活していることや、サッカーに対しての捉え方、教育の方法も異なっていることを再確認できました。
Q: サッカーや生活面で違いを感じる部分はありましたか?
A: 想像していた以上に「繋ぐ」ことをベースとしたサッカーをするチームが多い一方で、逆に日本人の眼から見て、脅威に感じるのは、蹴って走るようなサッカーをしてくるチームだな、という印象は受けました。ただ、国をあげてサッカーに力を入れている印象があったため、今後、今の取り組みを継続していくと、日本が圧倒される日も近いのでは?と感じました。
Q: 準備としてはなにをしましたか??
A: 気持ちの準備が一番大きかったです。第1監督をするという意志を持って臨みました。
Q: 今後の人生にとってどういう風にプラスになったと思いますか?また嫌なことはありましたか?
A: 語学の面からしても、異文化の中でのサッカーの指導に関しても、現在の自分のパーソナリティーに大きく影響を及ぼしたと考えています。現在は大人のチームに関わっているので、次に子どもたちを指導する時に、豪州での経験で得たものを通じて、どんな自分になっていて、どんな言葉がこぼれてくるのか、自分でも楽しみです。